こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- MACDとは
- MACDのトレード手法【基礎】
- MACDが機能するトレードタイミング
- どの時間足のMACDがおすすめ?
- MACDの基本知識を駆使したトレード手法
- まとめ:MACDはかなり有能です
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、トレード歴は5年ほど。現在はトレードで生計を立てています。かつTwitterで役立つトレードノウハウも発信しています。
本記事では、MACDの知っておくべき基礎知識からMACDでのトレード手法を解説していきます。
『単なる買いサイン・売りサイン』のみを知っているだけでは、トレードでMACDをうまく活用ができないので、実際のチャートも使いつつ、どの時間足のMACDを使えばいいのかもあわせてお伝えします。
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もくじ
MACDとは
MACDとは、指数平滑移動平均線(EMA)を活用して、トレンドの方向や売買タイミングを分析するオシレーター系指標です。
『Moving Average Convergence Divergence』が正式名称で、略称してMACDと呼ばれています。
指数平滑移動平均線 (EMA) とは
簡単にいうと、EMAとは通常の移動平均線(SMA)より直近の動きを反映している移動平均線です。ようするに、相場の変化をより早く察知できる移動平均線。
MACDは、トレンドが発生している相場を得意として、タイミングが合えば、一度のエントリーで大きな利益も取れる人気の指標です。
そのMACDを活用するために、知っておくべき『MACDの指標』をみていきましょう。
MACDの覚えるべき4つの指標
MACDの覚えるべき指標は以下の4つです。
- 1:MACD線
- 2:シグナル線
- 3:ゼロライン
- 4:ヒストグラム
では、1つずつみていきましょう。
MACDは、日本語に言い直すと『移動平均収束拡散法』といい、MACD線は、2本の指数平滑移動平均線(EMA)を使って現在のトレンドを分析できる指標です。
シグナル線とは、これから価格が時上昇するのか、下降するのかを予測する指標です。
このシグナル線を単体でみても、根拠が薄いのでMACD線と一緒に利用していきます。
ゼロライン!!これ結構重要。
ゼロラインとは、名前の通りで0部分に引かれているラインのことです。
活用方法とは
- ゼロラインより上だと相場は買いが優勢
- ゼロラインより下だと相場は売りが優勢
こんな感じ。
トレード初心者に多いのですが、サインだけに目が行き、このゼロラインの存在を忘れる方は多いので注意しましょう。
ヒストグラムとは、今どのくらい買われているのか、売られているかの取引量をしめす指標です。
棒グラフになっているので、棒の長さを見て『買いと売りの勢い』を把握することはできます。とはいえ、ぶっちゃけMACDのヒストグラムは必要ないですw
MACDを使ったトレード手法は
- 1:MACD線
- 2:シグナル線
- 3:ゼロライン
この3つで十分ですが、時たま根拠の追加で見るときもありますので、ヒストグラムの意味は頭の片隅に置いておきましょう。
MACDの計算式
MACDの計算式は、以下です。
- MACD線 = 短期EMA - 長期EMA
- シグナル = MACDの9日間のEMA
トレードする度に、計算式を使うわけではないので『こういう計算で、あの線は表示されているんだ!』くらいの認識で大丈夫です。
MACDのデフォルト設定
MACDのデフォルト設定は、以下の数値で統一されています。
- MACD線:9日【短期】
- シグナル線:12日【中期】
- 0ライン:26日【長期】
これが全世界共通のMACDのデフォルト設定値になります。ちなみに上記の数値は基本的に変更しないようにしてください。
なぜなら、世界中のトレーダーが見ている数値と異なってしまうと相場の見え方が変わってしまい、MACDのサインが効かなくなってしまうからです。
MACDのトレード手法【基礎】
では、MACDを実践のトレードでどう活用していくのかを説明していきます。
基本的なMACDでのトレード手法
- 1:ゼロラインで相場の方向性を把握する
- 2:MACD線とシグナル線のクロスで判断
では、画像付きで見ていきましょう。
1:ゼロラインで相場の方向を確認
はじめに、必ずMACDのゼロラインで相場の方向性を把握しましょう。
見てわかる通り、ゼロラインより上だと上昇の勢いが強く、ゼロラインより下回ると下降の勢いが強くなっています。
このように、まずはゼロラインを見て相場の方向性を確認して、エントリーポイントを探っていきましょう。
2:クロスポイントでエントリー
次に、MACD線とシグナル線のクロスポイントで買いか売りかを判断していきます。
- MACD線がシグナル線を下から上に抜けると買いサイン(ゴールデンクロス)
- MACD線がシグナル線を上から下に抜けると売りサイン(デッドクロス)
こんな感じで、MACD線とシグナル線を合わせてみて、買いか売りかを見極めます。
MACD線がシグナル線を下から上に抜けることをゴールデンクロスといい、MACD線がシグナル線を上から下に抜けることをデッドクロスと言います。
相場用語で、よく使うので覚えておきましょう。
MACDが機能するトレードタイミング
MACDの基本的な使い方がわかったところで、MACDが機能しやすいタイミングについて解説します。
MACDはトレンド相場で機能する
MACDの売買サインはトレンド相場で機能します。
以下のチャート見てください。
赤丸の位置がエントリーポイントになります。
上昇トレンド
下降トレンド
このように、トレンド相場の時は、MACDのゴールデンクロスとデッドクロスは機能します。
では、もっと他の通貨で見てみましょう。
各通貨のチャートで確認してみた
ドル円
ポンド円
ユーロドル
オジ円
MACDのダマシを注意しよう
MACDの売買サインが点灯したとしても、100%機能するわけではなく、ダマシのような動きもあります。
その、ダマシが起こるタイミングを把握しておきましょう。
ダマシが起こるタイミングとは
MACDのダマシが起こるタイミングとは、値動きがあまりない『レンジ相場』です。
ちなみに今回のダマシの定義は、MACDが売買サインが点灯しても反応しなかったことを基準としています。レンジ相場だとサインが点灯しても効きづらかったりするので注意しましょう。
むやみやたらに、ゴールデンクロスのみを根拠に買いエントリー、デッドクロスのみを根拠に売りエントリー、こんな感じにクロスポイントだけをみてトレードすることはNGです。
どの時間足のMACDがおすすめなの?
と疑問に思う方も多くいると思うんですが、ぶっちゃけ、どの時間足のMACDがおすすめ!といった正解はありません。
なぜかというと、人それぞれトレードスタイルによって注目している時間足が異なるからです。
例えば
- スキャルピングトレーダーは、5分足と1分足が中心
- デイトレーダーは、1時間足と30分足が中心
- スイングトレーダーは、日足と4時間足が中心
みたいな感じで、トレードスタイルによって監視する時間足が違うため、どの時間足がおすすめとは難しい。
とはいえ、それだけ言ってしまうとトレード初心者は、特に混乱してしまうと思うので、僕のおすすめのMACDのトレード方法を簡単に紹介します。
MACDの基本知識を駆使したデイトレード手法
本記事で紹介したMACDの基礎知識をベースにトレードをするのであれば、2つの時間足を監視することがおすすめ。
僕は基本デイトレードは中心なので、今回はデイトレードを例に説明をしていきます。
手順はこんな感じ
- 1:上位足(4時間足)で大きな相場の流れを把握する
- 2:下位足(30分や15分足)でエントリーをする
では、詳しくみていきましょう。
注意ポイント
※あくまで今回紹介する手法は、MACDの基本知識のみで分析するトレード手法になります。
1:上位足(4時間足)で大きな相場の流れを把握する
まずは、上位足のトレンド方向を確認し、把握しましょう。なぜなら相場は、上位足の動きを中心に動いているからです。
デイトレードなら、上位足は4時間足くらいがおすすめ。今回は黄色の枠内でのトレードをしていきます。
4時間足分析
- MACD線とシグナル線が0ラインより上に位置している
- チャート自体も切り上げて上昇している
- ゴールデンクロスが発生している
4時間足のチャートを見る限り、以上の根拠があげられます。要するに、今は上位足で相場は上昇トレンドと分析ができるので、下位足での買いサインを狙っていく戦法です。
2:下位足(30分や15分足)でエントリーをする
4時間足で上昇トレンドと分析ができたので、次に下位足(30分や15分足)で上位足と同じ方向のサインが点灯するのを待ちます。
ゴールデンクロスが出れば買いでエントリーします。
30分足分析
- 価格が切り上がって上昇している
- ゴールデンクロスが発生
- ゼロラインより上にある
以上の根拠より買いエントリーといった流れです。
これがMACDの基礎知識を使ったデイトレードのトレード手法の一例になります。この方法や時間足が絶対におすすめ!というわけではなく、ほんの一例に過ぎないので参考程度にしてください。
まとめ:MACDはかなり有能です【僕も愛用しています】
以上が、MACDの基礎知識からトレード手法の解説となります。
もしかすると、1回では理解できないといった方もいるとお思いますが、何度も読み直して実戦で使えるようになってください。
最後に紹介したMACDのデイトレード手法ですが、スキャルピングやスイングでも見る時間足を変えれば応用はできます。ぜひ、過去チャートを使って練習してみてください。
もし読んでいてわからないことや質問があればツイッターのDMより一言ください。
では、今回は以上です。
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