テクニカル分析

移動平均線の正しい使い方とは【わかりやすく解説】


移動平均線について詳しく知りたいな。まだトレード経験が、あまりないから移動平均線の基礎知識を頭に入れておきたい。移動平均線をつかったトレード方法も教えてほしい。


こういった疑問を解決します。

本記事の内容

  • 移動平均線とは
  • 移動平均線の使い方
  • 初心者でもわかる移動平均線のトレード方法
  • 移動平均線を使うメリット
  • 移動平均線を使うデメリット
  • 移動平均線と相性がいいテクニカル指標
  • まとめ:移動平均線は万能

 

本記事を書いている僕は、トレード歴は5年ほどで、現在はトレードで生計を立てています。かつTwitterで役立つトレードノウハウも発信しています。


そんな僕が、トレードをずっとやってきて感じることは、結果を残しているトレーダーはほぼ100%で『移動平均線』を使っていることです。


もちろん僕も『移動平均線』はトレード分析の一部に取り入れています。なぜかというと、移動平均線は、『相場の方向性』『勢い』『エントリーポイント』がわかりやすくなるからです。


それくらい重要で欠かせないツールの1つだと考えてください。


本記事では、トレード初心者が押さえておくべき『移動平均線のノウハウ』を全力でお届けします。

移動平均線とは


移動平均線とは、過去の一定期間の価格の平均値を線でつなぎ合わせて可視化したものです。

要するに過去の一定期間の平均の値動きが一目でわかるということ。

移動平均線


英語では、『Moving Average』となり、トレーダーはコレを略してMAと呼んでいます。

では、以下の順でわかりやすく解説していきます。

  • 移動平均線は過去の価格の平均値である
  • 移動平均線は3種類ある

 

移動平均線は過去の価格の平均値である


移動平均線は、過去の一定期間の価格の平均値を線でつなぎ合わせたテクニカル指標の1つです。

テクニカル指標ってなに

テクニカル指標とは、相場を統計的、心理的に分析するために必要なツールのことです。

 

ちなみに、移動平均線の過去の一定期間は、自分で自由に設定することができます。5期間にしたり、25期間にしたり、100期間など自由に設定可能。


例えば、5期間に設定したのであれば、過去5本分のローソク足、25期間にしたのであれば、過去25本分のローソク足の平均値をつなぎ合わせた移動平均線が表示されます。


下図をみてください。
25期間の移動平均線を表示させたチャートになります。

 


ゆったり右肩上がりの動きをしているのがわかるとおもいますが、これは、過去25期間の動いた平均値が大きくなっていて、買いの勢いが強まっているのを表しています。

  • 移動平均線が、右肩上がりだと買いの勢いが強くなっている
  • 移動平均線が、右肩下がりだと売りの勢いが強くなっている


こんな感じで、判断をすることができるのです。


移動平均線は3種類ある


トレードで使われる移動平均線は、3種類あります。

  • 1:単純移動平均線(SMA) 
  • 2:指数平滑移動平均線(EMA)
  • 3:加重移動平均線(WMA



3種類もあると難しいと思うかもですが、この中で自分のトレードにあった1つだけを使えばいいので安心してください。


では、1つずつ特徴をわかりやすく説明していきます。

1:単純移動平均線(SMA)

単純移動平均線とは、過去のある一定期間の終値を単純に平均して算出される移動平均線になります。


英語では、『Simple Moving Average』となり、略してSMAと呼ばれています。


この単純移動平均線は、最も多くのトレーダーに使われている移動平均線です。タイプで言うと、ノーマルといったとこです。

2:指数平滑移動平均線(EMA)


指数平滑移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。


英語では、『
Exponentially smoothed Moving Average』となり、略してEMAと呼ばれています。

む、難しい...!何を言っているのかさっぱりです。。


なんて思うかもですが、ぶっちゃけ、「期間の平均値が」とか、「過去の一定期間が」など、難しいことは考えなくていいです。


指数平滑移動平均線は、単純移動平均線よりも直近の値動きに重きを置いた敏感な移動平均線という感じで覚えてください。

3:加重移動平均線WMA


加重移動平均線とは、過去のある一定期間の終値の平均価格を算出し、直近の価格に比重をかけて、線でつなぎ合わせた移動平均線になります。


英語では、『
Weighed smoothed Moving Average』となり、略してWMAと呼ばれています。


算出方法は、指数平滑移動平均線と同じになっていますが、細かい計算式が少し違うものになっております。


すごく簡単に言うと、加重移動平均線は指数平滑移動平均線よりも直近の値動きに対して敏感ではないといった感じです。


以上が、3種類の移動平均線の説明になります。

 わかりやすくまとめると

  • SMAは、一番ノーマルタイプの移動平均線
  • EMAは、SMAよりも直近の値動きに敏感な移動平均線
  • WMAは、EMAよりも直近の値動きに少し敏感ではない移動平均線


移動平均線の使い方


移動平均線の基本的な使い方は、3つあります。

  • 1:相場の方向性をみる
  • 2:価格の勢いを把握する
  • 3:エントリーポイントを見つける



では、1つずつ説明していきます。

1:相場の方向性をみる


移動平均線は、相場の方向性を把握することができます。


把握のやり方は、移動平均線の向きをチェックするだけなので簡単。

  • 移動平均線が上向きなら、上昇方向と分析できる
  • 移動平均線が下向きなら、下降方向と分析できる
  • 移動平均線が横向きなら、方向感のない相場と分析できる


こんな感じです。


まずは、移動平均線がどの方向を向いているのか、これからどちらの方向にいきそうなのか、といったような視点で見ていってください。


わからなければわからなくて大丈夫。わかるところまで待つこともトレードでは大事です。

2:相場の勢いを把握する


移動平均線は、相場の勢いを把握することもできます。

傾いている角度が急であればあるほど、相場に勢いがあると判断でき、傾きが弱まってくれば、相場の勢いが弱まっていると判断できるのです。


以下の画像が、相場の勢いが強くなった後に、相場の勢いが弱くなっているチャート。移動平均線の傾きに注視してください。


見たらわかるように、大きく価格が上昇してる時は移動平均線の角度が急になっていて、相場が弱まっている時は、角度は徐々になくなり、下向きに傾きます。


このように、角度も意識して相場の強さや勢いを把握しましょう。

3:エントリーポイントを見つける


移動平均線は、エントリーポイントを見つけることができます。



要するに、買いポイントや売りポイントに検討がつきます。

 移動平均線のエントリーポイントの見極め方は

  • ローソク足が移動平均線を下から上に抜けたら買いサイン
  • ローソク足が移動平均線を上から下に抜けたら売りサイン


たったこれだけです。


少し中身をわかりやすく説明すると、ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜けると言うことは、過去の一定期間の平均価格を超えたことを意味します。なので、ローソク足が抜けた方向に、相場の勢いが出てくるといった感じです。


以下が、買いポイントと売りポイントのチャートになります。



こんな感じです。

以上が移動平均線のエントリーに対する基本的な考え方です。

初心者でもわかる移動平均線のトレード方法


移動平均線を使った、トレード初心者でも簡単にできる3つのトレード方法を説明していきます。


『移動平均線』単体でもトレードはできますが、複数の根拠でチャート分析することにより、勝てる確率は上がるので、今回はその方法を紹介していきます。

  • 2本の移動平均線を使ったトレード方法
  • サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法
  • トレンドラインを使うトレード方法



では、1つずつ解説していきます。

 

2本の移動平均線を使ったトレード方法


1
つ目は、2本の移動平均線を使ったトレード方法になります。


過去一定期間の数値をずらした短期の移動平均線と長期の移動平均線が交わる『ゴールデンクロス』と『デッドクロス』のタイミングをエントリーポイントとして探っていきます。

ゴールデンクロスとは

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上にクロスするポイントで、価格が上昇する買いサインになります。

デッドクロスとは

短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下にクロスするポイントで価格が下落する売りサインになります。


実際のチャートで見ていくと、黄丸がエントリーポイントになります。

 

2本の移動平均線を使ったトレード方法


今回のエントリーのポイントは『クロスしそう』ではなくて、『クロスが確定した』のを確認できた後にエントリーするところです。


なぜかというと、『クロスしそう』でエントリーしてしまうと、値動きのダマシにあいやすくなるから。


要するに、早とちりなエントリーは無駄な負けを招くのです。

サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法


2
つ目は、サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法になります。


サポートラインとレジスタンスラインの反発を確認して、相場の勢いが弱まっていることを確認して、エントリーポイントを探っていきます。


黄丸がエントリーポイントになります。

サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード方法


今回のエントリーのポイントは、意識されているレジスタンラインを抜けた際に、ローソク足が移動平均線より上に位置しており、右肩上がりに傾いているところです。


しっかりと移動平均線にて買いサインが出ていたので、黄丸で買いエントリーとなります。


サポートラインとレジスタンスラインの詳しい解説やおすすめの引き方を知りたい方は、下記記事をどうぞ。

トレンドラインを使うトレード方法


3
つ目は、トレンドラインを使うトレード方法になります。


トレンドラインの反発をポイントをエントリーポイントとして探っていきます。

 

トレンドラインを使うトレード方法


今回のエントリーのポイントは、意識されているトレンドラインを上にブレイクした際に、移動平均線のゴールデンクロスが確認でき、移動平均線単体でも上昇する角度になっているところです。


ちなみに、何度も反発が起こった意識されるラインをブレイクした際は、ブレイクした方向に相場は動いていきやすいので覚えておきましょう。


トレンドラインの詳しい解説やおすすめの引き方を知りたい方は、下記記事をどうぞ。

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【実践で使える】トレンドラインの引き方とエントリー方法【徹底解説】

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移動平均線を使うメリット


移動平均線を使ってトレードするメリットは以下です。

  • トレンドが把握しやすくなる
  • 大負けしにくいトレードができる



では、1つずつ説明していきます。

メリット①:トレンドが把握しやすくなる


移動平均線を使う1つ目のメリットは、相場のトレンドが把握しやすいことです。


以下のチャートを見ても、移動平均線の傾きや方向に注目するだけで、現在の相場が進んでいる方向がわかります。

 


なぜ、トレンドを把握できることがメリットかというと、トレンドの波にのって効率よく利益をとることができるからです。


トレンド相場は、値動きが激しくなって、価格が大きく動くので、通常よりも稼げるという感じ。

メリット②:大負けしにくいトレードができる


移動平均線を使う2つ目のメリットは、大負けしにくいトレードできることです。


理由は、移動平均線を表示することで相場の流れが変わった場所だけ狙うことができるからです。

 上述もしましたが

  • ローソク足が移動平均線をどちらかの方向に抜ける
  • 移動平均線がゴールデンクロスする
  • 移動平均線がデッドクロスする


こういったポイントを狙うことができれば、相場の流れに沿ったトレードができるので、大負けしにくいトレードができる感じです。


余談ですが、トレードで大負けする人は、トレンドの波に逆らったトレードする人です。


以下の黄丸などで、トレンドに逆らった売りエントリーなどを繰り返しがちです。


トレードを繰り返していく上で、トレンドに逆らったトレードも必要ですが、その背景にあるリスクもきちんと把握しておくことは重要です。

移動平均線を使うデメリット


移動平均線を使ってトレードするデメリットは以下です。

  • レンジ相場では機能しにくい
  • 移動平均線を複数表示させると迷う



では、1つずつ説明していきます

レンジ相場では機能しにくい


移動平均線を使う1つ目のデメリットは、レンジ相場では移動平均線は有効的に機能しないことです。


移動平均線は、トレンドを掴みやすいのが強みでありますが、トレンドが発生していないときは、あまり機能しません。

 


上記のチャートを見るとわかると思いますが、

  • 移動平均線のゴールデンクロスが発生して、上昇していくかと思えば下落した
  • 移動平均線のデッドクロスが発生して、下降していくかと思えば上昇した

 

こんな感じで、値動きが活発ではないレンジ相場では、移動平均線の強みを活かすことは難しくなってきます。


要するに、移動平均線はトレンド相場とレンジ相場での使い分けが重要ということ。


この『使い分け』は実際にトレードしていく上でしか、培えない感覚ですので、実行しつつ学んでいくことが、おすすめです。


もし、FX口座の開設を迷っている方は、下記記事を参考にどうぞ。




移動平均線を複数表示させると迷う


移動平均線使う2つ目のデメリットは、移動平均線を複数表示させると迷うところです。

あの移動平均線は上向きだけど、あの移動平均線は下向きだよな、、どっちだろう。


こんな感じで、迷うかもです。


この対処方法はシンプルで、表示させる移動平均線を減らすだけです。もっというと、自分のトレードスタイルに合った移動平均線だけ表示させる感じ。

移動平均線と相性がいいテクニカル指標とは


移動平均線と相性がいいテクニカル指標は、以下になります。

  • MACD(マックディー)
  • RSI(アールエスアイ)

MACD

指数平滑移動平均線(EMA)を活用して、トレンドの方向や売買タイミングを分析するテクニカル指標です。

RSI

相場の買われすぎ売られすぎの強弱を図る人気のテクニカル指標です。

 

以上が、移動平均線と相性がいいテクニカル指標になります。なぜかというと、どちらも相場の波が変わりそうなサインを察知できるからです。


これを、どのように使うかというと『サインが重なる場面』や、『指している方向が同じような時』に組み合わせてトレードで生かしていきます。


ただ、必ずしも他のテクニカル指標を組み合わせる必要はないですし、移動平均線のみでも勝てるトレーダーもいるので、どちらでも構わないといった感じです。

自分で実際に、試して見るのが一番です。

MACDRSIの基本的な使い方を知りたい方は、下記記事を参考にどうぞ。


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MACDが高確率で機能する使い方とは【簡単です】

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まとめ:移動平均線は万能【トレードの王道ツール】


以上が、移動平均線の使い方や特徴についてでした。


トレードをしていく上で、移動平均線がどれだけ万能で相場環境を理解していく上で、大切なツールの1つだとわかっていただけたと思います。とはいえ、使い方を誤ったり、サイン盲信することはやめましょう。

 

移動平均線は、万能なツールであることは間違いないですが、100%効くということがありません。どんなに良い形だったとしても、効かない場面もあるので必ず念頭においておきましょう。

 

では、本記事の総まとめです。

 

 移動平均線とは

  • 移動平均線は過去の価格の平均値である 
  • 移動平均線は3種類ある

 移動平均線の基本的な使い方

  • 相場の方向性をみる
  • 価格の勢いを把握する 
  • エントリーポイントを見つける

 初心者でもわかる移動平均線のトレード方法

  • 2本の移動平均線を使ったトレード
  • サポートラインとレジスタンスラインを使うトレード
  • トレンドラインを使うトレード

 移動平均線を使うメリット

  • トレンドが把握しやすくなる
  • 大負けせずにトレードできる

 移動平均線を使うデメリット

  • レンジ相場では機能しにくい
  • 移動平均線を複数表示させると迷う

 移動平均線と相性がいいテクニカル指標

  • MACD(マックディー)
  • RSI(アールエスアイ)



では、今回は以上です。

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