こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 【基礎知識】スワップポイントってなに
- 【XM】スワップポイントについて
- 【比較】各FX業者でのスワップポイント
- 【3つ】スワップポイントで稼ぐ必要な知識
- 【重要】スワップポイントの注意点
- まとめ:まずは、口座を作って低額運用しよう
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、トレード歴は5年ほど。現在はトレードで生計を立てています。Twitterで役立つトレードノウハウも発信しています。
この記事では、『スワップポイントで稼ぐ方法』と『知っておくべき注意点』をまとめました。
結論から言うと、スワップポイントを使ったトレードは稼ぐことはできますが、知識なしで行うと危なかったりします。
最後まで、読んで正しい情報をインプットしてください。
それでは、さっそくご紹介していきます。
もくじ
スワップポイントってなに【基礎知識】
まずは、知っておくべき『スワップポイントの基礎知識』を解説します。
スワップポイントの基礎知識
- スワップポイントとは【金利差の調整額】
- スワップポイントで利益が出せる仕組み【金利差です】
- 各FX業者によってスワップポイントは違う
1つ1つ説明していきます。
もし、すでに知っている方は読み飛ばしてOK。
スワップポイントとは【金利差の調整額】
スワップポイントとは、それぞれの通貨ペアごとに発生する【金利差を調整する差額】のことを言います。
FX取引は、金利のことなる2つの通貨を売買するため金利差が生じるといった感じ。
スワップポイントで利益が出る仕組みとは
スワップポイントで利益がもらえるのは、金利の異なる通貨ペアで買う、売るといった取引を行うからです。
金利が低い通貨を売って、金利が高い通貨を買った際に、その金利差を埋めるためのスワップポイントがもらえるといった仕組み。
しかし反対に、金利が低い通貨を買って、金利が高い通貨を売った場合はスワップポイントを払わなくてはいけません。
理由はシンプルで、低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売るからです。
では、簡単な例を出します。
日本円の金利【0.5%】米ドルの金利【2.5%】の場合
✅ 買いポジション保有
日本円の金利【0.5%】を売って、 米ドルの金利【2.5%】を買った場合の金利差額は【2%】よって、金利差2%分のスワップポイントを受け取れる
✅ 売りポジション保有
日本円の金利【0.5%】を買って、 米ドルの金利【2.5%】を売った場合の金利差額は【2%】よって、金利差2.4%分のスワップポイントを支払う
こんな感じ。
スワップポイントがもらえる場合と支払う場合の仕組みを覚えておきましょう。
プチまとめ
・低金利の通貨を買って、高金利通貨を売る→スワップポイントを支払う
各FX業者によってスワップポイントは違う
上記で、金利差によってスワップポイントはもらえると説明しましたが各FX業者によってスワップポイントは違ってきます。
FXの業者ごとで設定が異なるため、たとえ同じ通貨ペアだたとしても、受け取れるスワップポイントは違う。なので、必ずスワップ取引を行う業者にて調べておく必要あり。
※後ほど、海外FX業者ごとのスワップ比較図がありますので順に読み進めてください。
では、本題の【XMのスワップポイント】について解説します。
【XM】スワップポイントについて
では、本題のXMのスワップポイントについてです。
- 通貨ごとのスワップポイント一覧【XM】
- スワップポイントの確認方法【2つある】
- スワップポイントの付与時間とは
- ポイントが3倍になる【水曜日です】
では、1つ1つ説明していきます。
通貨ごとのスワップポイント一覧【XM】
では、XMのスワップポイントを確認していきましょう。
取引するロット数は0.1ロット(1万通貨)としています。
以下がスワップポイントになります。
(※金利は変動があるので、スワップポイント値は参考程度に)
✅ メジャー通貨 | 買い(スワップ) | 売り(スワップ) |
USD/JPY(ドル円) | 30.9円 | -90.1円 |
EUR/USD(ユーロドル) | -108.4円 | 42.3円 |
GBP/JPY(ポンド円) | -1.3円 | -75.3円 |
EUR/JPY(ユーロ円) | -42.3円 | -75.3円 |
✅ マイナー通貨 | 買い(スワップ) | 売り(スワップ) |
EUR/TRY(ユーロリラ) | -555.7円 | 224.7円 |
USD/TRY(ドルリラ) | -424.1円 | 12.3円 |
EUR/ZAR(ユーロランド) | -342.6円 | 158.3円 |
こんな感じ。
メジャー通貨とマイナー通貨になります。
メジャー通貨よりマイナー通貨の方が圧倒的にスワップポイントが高くなります。
例えば
✅ EUR/USD(ユーロドル)を0.1ロット(1万通貨)で売りエントリーしている場合は、42.3円のスワップポイントを得ることができます。1ロット(10万通貨)だと、423円のスワップポイントを得ることができます。
✅ EUR/TRY(ユーロリラ)を0.1ロット(1万通貨)で売りエントリーしている場合224.7円のスワップポイントを得ることができます。1ロット(10万通貨)だと、2247円のスワップポイントを得ることができます。
以上ように、スワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントの確認方法【2つある】
常に変動があるスワップポイントですが、確認方法は2つあります。
以下が確認方法。
- XM公式の『スワップ計算機』
- メタトレーダー【MT4/MT5】
1つ1つ説明していきます。
XM公式の『スワップ計算機』
XMページにアクセスすると『スワップ計算機』のページがあります。そこで以下の項目を入力すれば現時点のスワップポイントが確認可能。
・口座の基本通貨
・通貨ペア
・口座タイプ
・ロット数量
こちらが『スワップ計算機』のリンクです。
メタトレーダー【MT4 / MT5】
お使いのメタトレーダー【MT4/MT5】でもスワップポイントの確認ができます。
手順はシンプル。
・1:トレード画面上部の『表示』をクリック
・2:『気配値』をクリック
・3:知りたい通貨ペアのところで右クリック
・4:仕様を選択でスワップが表示
これがメタトレーダー【MT4/MT5】でのスワップポイント確認方法です。
スワップポイントの確認方法を2つ紹介しましたが、ぶっちゃけ『スワップ計算機』の方が使いやすいですね。調べるときはここを使いましょう。
ブックマークでもしとけばワンクリックで完結。
スワップポイントの付与時間とは
スワップポイントは、日当たりで付与されるようになっており、ある一定の決められた時間をまたいで、ポジションを保有していればスワップポイントが受け取ることができます。
以下が、スワップポイントの付与時間。
スワップポイント付与時間
- 【夏時間:3月~10月】日本時間の朝6時
- 【冬時間:11月~2月】日本時間の朝7時
【夏時間・冬時間】というのは、海外のサマータイム制が考慮されるため1時間の差異が生まれるといった感じ。
極端な話、6月の朝の5時50分にエントリーし、朝6時を過ぎて決済した場合でもスワップポイントは獲得することができます。要するに、スワップポイント付与時間をまたぐ際に、ポジションを持っていれば受け取れます。
ポイントが3倍になる【水曜日です】
実は、水曜日にスワップポイント3倍デーが存在します。
といってもチートではないですw
なぜスワップポイントが3倍になるかというと、為替市場が休場している土日にもスワップポイントが受け取れるからです。
なのに、水曜日なのはどういうことか。
それは、土日は市場が閉まって受け取れることができないため、まとめて水曜日に受け取るといった感じです。
だから、水曜日(木曜日の朝)は通常のスワップポイントと土日のスワップポイントを受け取ることができます。
一点注意があり、必ずしももらえるとは限りません。スワップがマイナスの場合は支払う場合もあります。
【比較】各FX業者でのスワップポイント
他の海外FX業者とXMはどのくらいスワップポイントが違うかを比較してみました。
スワップポイントが大きい以下の5通貨での比較です。
(※金利は常に変動があるので、スワップポイントは参考程度に)
比較した通貨ペア
- USD / TRY【ドルトルコリラ】
- EUR / TRY 【ユーロトルコリラ】
- USD / MXN 【ドルメキシコペソ】
- USD / ZAR 【ドル南アフリカランド】
- EUR / ZAR 【ユーロ南アフリカランド】
✅ USD / TRY【ドルトルコリラ】
買い(スワップ) | 売り(スワップ) | |
XM | -405.1 | 245.9 |
Titan | -682 | 33.8 |
Gemforex | -65.9 | 30.8 |
Axiory | -1257.7 | -80.7 |
✅ EUR / TRY 【ユーロトルコリラ】
買い(スワップ) | 売り(スワップ) | |
XM | -504.4 | 323.7 |
Titan | -808.3 | 103.6 |
Gemforex | 取り扱っていない | 取り扱っていない |
Axiory | -2037.9 | 58.4 |
✅ USD / MXN 【ドルメキシコペソ】
買い(スワップ) | 売り(スワップ) | |
XM | -498 | 202 |
Titan | -44.3 | 25.3 |
Gemforex | -196.7 | 33.3 |
Axiory | 447.9 | 196.4 |
✅ USD / ZAR 【ドル南アフリカランド】
買い(スワップ) | 売り(スワップ) | |
XM | -30.8 | 8.5 |
Titan | -265.6 | 130.4 |
Gemforex | 1 | 1.21 |
Axiory | -374.1 | 131 |
✅ EUR / ZAR 【ユーロ南アフリカランド】
買い(スワップ) | 売り(スワップ) | |
XM | -481.3 | 225.7 |
Titan | -417.6 | 260.6 |
Gemforex | -324.1 | 181.1 |
Axiory | -464.5 | 165.9 |
以上が、他の海外FX業者とXMのスワップポイントの比較です。
みてわかる通り、基本的に買いのスワップポイントがマイナスとなり、売りのスワップポイントがプラスになっています。
売り相場を探して、スワップポイントを受け取るのが賢いトレードです。
スワップポイントで稼ぐために必要な知識【3つ】
スワップポイントで稼ぐために必要な知識は、以下の3つになります。
必ず、把握・準備しておきましょう。
- 1:各通貨ペアの特徴を把握しておく
- 2:トレンド方向と持つタイミングが決め手
- 3:本口座とは別で【スワップ専用口座】を作る
では、1つ1つ説明していきます。
①各通貨ペアの特徴を把握しておく
スワップポイント目的で稼ぐのであれば各通貨ペアの特徴を把握てしておかなければいけません。
XMの中でスワップポイントが最も高い通貨ペアは、ユーロリラです。ただ、一番きをつけなければいけないのがスプレッドが広いということ。
XMのユーロリラは、通常50pipsほどで、広がる時は90pippsくらいまで広がります。ドル円などメジャー通貨のスプレッドが平均2~3pipsなだけにかなり広いことがわかると思います。
例えば、1ロット( 1万通貨)でエントリーした場合、60pipsのスプレッドがあるとポジションを持った瞬間から、6000円の含み損からのスタートといった感じです。
このように、スプレッドの広さを把握し、それを加味したエントリーしないと失敗しかねませんので、知っておくことがマスト。
なぜ、マイナー通貨はスプレッドが広いのか
それは、高金利な通貨はファンダメンタルズのリスクが高いから。要するに、その国自体の経済的不安、もしくは政治的不安が高いといった感じ。よって、金利を上げないと買い手がつかないといった状況になってしまうので高金利通貨となっているが答えです。また、マイナー通貨はドル円やユーロドルなどのメジャー通貨と比べて、流動性が少なく動きが激しいので、リスク管理は必須となります。
②エントリー方向とポジションを持つタイミングが決め手
スワップポイント狙いのトレードは、エントリー方向とポジションを持つタイミングがとても大事。
基本的に、スワップトレードは中長期トレードなので、ポジションを持った位置が中途半端な場所だと、かなり大きな含み損を抱えることになります。
また、スワップポイントが受け取れるのは基本売りなので、間違っても買いでエントリーするのは間違えることはご法度。
スワップポイントがいくらもらえるからといって、大きな含み損を抱えると本末転倒なのでタイミングが、自分が納得できるレートまで待ち、エントリーしましょう。
③本口座とは別で【スワップ専用口座】を作る
スワップトレードする方は、本口座とは別で【スワップ専用口座】を作ることがおすすめ。
なぜかというと、急変動による強制ロスカットを防ぐためです。
スワップトレードする高金利通貨は、ファンダメンタルズの影響を受けやすく、急な暴騰暴落が起きることがあります。この時に、いかに証拠金を守れるかが肝。
仮に、同じ口座でデイトレードやスキャルピングなどして、その際に高金利通貨に急変動が起きてしまうと一発ロスカットも全然あり得ます。
このような、無駄なロスカットや損失にならないよう『リスク分散』を必要。
トレードはいかに勝つかよりも、いかに資産を守れるかが大事です。案外、見落とされがちなことなので覚えておきましょう。
【重要】スワップポイントの注意点【6つ】
では、重要なスワップポイントの注意点について解説します。
以下が、スワップポイントの注意点【6つ】です。
- 1:レバレッジ規制がかかる
- 2:スワップポイントは変動します
- 3:買いと売りがどちらもマイナスになる場合ある
- 4:スワップポイント分のみの出金はできない
- 5:スワップ目的の両建ては禁止
- 6:為替差損でのリスク
1つ1つ説明していきます。
①レバレッジ規制がかかる
XMは最大888倍のレバレッジは魅力だが、全ての通貨に適応はしていなくレバレッジ規制がかかる通貨もあります。
スワップトレードで多く扱われるユーロトルコリラ、ドルトルコリラは最大レバレッジ100倍です。
このようにレバレッジ888倍と比べて、100倍だと強制ロスカットになりやすいので注意が必要になります。
②スワップポイントは変動します
スワップポイントは、常時一定ではなく変動します。そのため、日によって受け取れる金額が変わってきます。
数ヶ月に1回ある各国の政策金利発表にて、スワップが大きく変動することもありますので、ファンダメンタルズも気にかけることがおすすめ。
③買いと売りがどちらもマイナスになる場合ある
スワップポイントは売りで受け取れる、買いで支払うといった仕組みですが、毎回そうではなくて、買いでも売りでもスワップがマイナスになる時があります。
ですので、トレードする際は必ず確認しましょう。
④スワップポイント分のみの出金はできない
エントリーしてる際に、スワップポイント分のみの出金はできません。
出金する際は、ポジションを決済して行う必要があります。
⑤スワップ目的の両建ては禁止
XMは他口座間の両建ては禁止になります。
あくまで、利用規約を守った上でトレードを行いましょう。もしXM側に両建てがバレた場合、口座が凍結する可能性もなくはありません。
⑥為替差損でのリスク
スワップポイントはきちんと受けとることができますが、大きな含み損を抱えてしまった場合、利益に変えることが厳しくなるので、相場分析や地合いを確かめながらトレードしましょう。
まとめ: まずは、口座を作って低額運用しよう!
以上でスワップポイントについての解説は終わりです。スワップポイント目的のトレードで稼ぐことはできることはわかっていただけたと思います。
ただ、正直な話ですが、適当にエントリーするだけでは勝つことは難しいのは本音。とはいっても、相場に対して真剣に向き合えば勝ちことはできます。
まずは、少額でスワップトレードの感覚を掴むために少額でのトレードをお勧めします。スワップトレード専用の口座を作って練習しましょう。
以下より、口座開設の方法を徹底解説していますので、ご覧ください。
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